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阪神 オリ糸井調査 3月に国内FA権取得、球団主導で巻き返しへ

オリックスの糸井

 阪神は、金本政権2年目となる来季に向けFA補強を検討していることが29日、明らかになった。実績ある選手がFA(フリーエージェント)権を取得する中、目指すチーム作りに最適と言えるのがオリックス・糸井嘉男外野手(35)だ。獲得有無の決定は権利行使宣言後になるが、来るべき時に向け、本格調査していく。今季もV逸は確実で、来季の巻き返しに向け、水面下で準備を進める。

 猛虎が、水面下で来季に向けた戦力整備に着手する。若手野手育成を実践しての勝利追求を目指した金本監督の意向で、昨オフの戦力補強はマテオ、ドリス、ヘイグといった外国人選手獲得がメイン。FA市場では中日から宣言した左腕・高橋を獲得するにとどめた。だが、29日現在、チームは54勝65敗3分けで5位。11年連続のV逸は確実でクライマックス・シリーズ(CS)進出も厳しい状況になっている。05年以来のリーグ優勝に向け、今オフは球団主導でフリーエージェント権を取得した実績ある選手の獲得も視野に入れている。

 球団関係者が「いつも(この時期に)話し合いを行っています。来季のこともその一つ。(具体的に)決まったことはありません」と話したように、27日ヤクルト戦の試合前に甲子園球場に隣接する球団事務所で編成会議を実施。その場には球団首脳とともに金本監督も同席した。可能性が残るCS進出に全力を尽くすことが最優先だが、来季へ向けて戦力の整備、補強方針などが話し合われたもようだ。

 シーズン中のため、現時点で獲得を目指す具体的な選手名は明らかにされていないが、注目しているのはFA市場だ。すでに中日の大島、平田に日本ハム・陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)ら国際経験もある一流選手が権利を取得。その中でも今年3月28日に国内FA権を取得したオリックスの糸井は、FA宣言すれば、トップ級の評価になることは間違いない。

 昨季は132試合に出場して打率・262、17本塁打、68打点、11盗塁と低迷したが、今季は一転、活躍が目立つ。チームが最下位に沈む中、全115試合に出場し打率・306、11本塁打、58打点。盗塁数は両リーグトップの46個でプロ野球史上最年長盗塁王へ向けて快走中で、走攻守で健在ぶりを示している。

 シーズン前、金本監督は「チャンスはやる。だけど、それでダメなら大型補強もする。ダメならお前たち(若手)の責任。だから、大型補強をさせるな」と若手の成長に期待を寄せていた。北條らがここに来て台頭し始めたが、より強力なチームをつくるためには、補強も必要と言える。

 指揮官もチーム作りにおいて機動力を重視しており、糸井は構想にあてはまる選手の一人。この日は大阪市内の阪神電鉄本社で定例のオーナー報告会も行われた。坂井オーナーは「(チームの話は)何もしていない」としたが、獲得号令が出ることを想定し球団内で準備を進めるのは当然の作業。糸井が、その中心にいることは間違いない。

 ◆糸井 嘉男(いとい・よしお)1981年(昭56)7月31日生まれ、京都府出身の35歳。宮津では甲子園出場なし。近大では4年春に5勝を挙げMVP。03年ドラフト自由獲得枠で投手として日本ハムへ入団し、06年途中に外野手転向。13年1月にトレードでオリックスへ。14年には6年連続で打率3割をマークし、初の首位打者にも輝く。11、12、14年に最高出塁率獲得。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞6度受賞。1メートル87、88キロ。右投げ左打ち。

[ 2016年8月30日 05:30 ]

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