U18侍J 難敵・台湾斬りは藤平に託す 第1戦香港戦は寺島

[ 2016年8月30日 05:30 ]

打撃練習の順番を待つ(左から)花咲徳栄・高橋、横浜・藤平、履正社・寺島

 第11回U―18(18歳以下)アジア野球選手権(台湾・台中)が30日、開幕する。1次ラウンド初戦は香港戦だが、第2戦は地元の強豪・台湾戦。難敵相手に、152キロ右腕・藤平の先発が有力となった。

 侍ジャパン高校日本代表ナインは、試合会場の台中インターコンチネンタル球場で公式練習。今大会では二刀流として期待される藤平は野手の練習に専念。それでも練習の最後にはマウンドを確認して「ちょっと硬い印象。しっかり調子を整えていきたい」と本番へ気を引き締めた。台湾代表は、台湾プロ野球の強豪・中信兄弟エレファンツにドラフト1位指名されている「台湾の大谷」こと陳琥(チェンフー)がけん引。投げては149キロ右腕の陳琥だが、今年5月の台湾高校野球全国大会はDHでMVPを獲得するなど、二刀流としても注目を集める。

 小枝守監督は「取りこぼしのないように戦いたい。情緒が安定している選手を見極めたい」と最後まで明言はしなかったが、初戦先発は150キロ左腕の寺島が有力。「寺島、藤平、高橋、今井」のビッグ4を中心に、11年の第9回大会以来、2大会ぶり5度目のアジア制覇を目指す。 (台中・松井 いつき)

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2016年8月30日のニュース