元巨人職員を元暴力団組長関係者が脅迫 球団が警視庁に相談

[ 2016年8月13日 05:30 ]

 巨人は12日、元球団職員が、元暴力団組長らの関係者を名乗る男性から脅迫を受けたとし、警視庁に相談したと発表した。

 巨人の元球団職員に対し男性から電話があったのは11日。男性は「元組長は“巨人の選手と一緒に写った写真もあるし、メールのやりとりも残してある。みんな1軍の選手ばかり十数人だ”と言っている」と話したという。さらに「(元組長の)親分筋の人は人殺しも平気でやる怖い人だ」と発言。巨人の森田清司総務本部長は「職員、選手に危害を加えると脅迫を受けたと認識している」と話した。

 元組長とされる人物は日本野球機構(NPB)から6月16日付で12球団が主催する試合の入場券販売の拒否、球場への出入りを禁止されている。巨人などによると元組長は芸能事務所の関係者と称して選手らに接近。NPBの調査では8球団の引退した選手を含め約30選手が接触していたが、いずれも元組長だとの認識はなく、反社会的勢力との交際を禁じている野球協約には違反していないとしている。

 ▼日本野球機構(NPB)井原敦事務局長 巨人に対する相手の行為は脅迫、強要のおそれがあると認識している。12球団、調査委員会の調査の結果、(約30人の選手は)いずれも暴力団関係者という認識はなく接触しており、野球協約に抵触していないことを確認している。

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2016年8月13日のニュース