メジャーでもDH放棄?ジャイアンツが40年ぶりの決断下すか

[ 2016年6月28日 16:19 ]

ジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手 (AP)

 メジャーリーグの公式サイトは27日、ジャイアンツが30日のアスレチックス戦でDHを放棄する可能性があると伝えた。

 ジャイアンツは投手も打席に立つナ・リーグに所属しているが、30日のアスレチックスとのインターリーグはア・リーグ主催となるため、DH制が採用される。ところが、当日の先発はマディソン・バムガーナー投手(26)が予定されているため、メディアやファンが色めき立っているのだ。

 バムガーナーといえば、投球もさることながら、打撃でも周囲から一目置かれる存在で、通算13本塁打は現役の投手では最多。今季もここまで打率1割7分5厘、2本塁打、5打点という成績を残しており、DHを放棄して、左腕がいつものように打席に立つことも考えられている。

 ただ、ベンチにはDHの候補が数選手おり、バムガーナーは投球に専念するべきかもしれない。この話を振られても、ボウチー監督は「まだコメントするには早すぎる」と自身の考えを明かそうとしないが、相手の先発は左投手が予定されており、右打者のバムガーナーにとっては有利な条件となる。

 ちなみに、メジャーリーグでDHが放棄された試合は、1976年にホワイトソックスが行って以来なく、もし、30日にボウチー監督がバムガーナーをラインアップに加えれば、40年ぶりの歴史的な出来事となる。

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