広島・黒田 200勝よりチームの勝利「その気持ちが強い」

[ 2016年6月28日 05:30 ]

キャッチボールで調整する黒田

 先発ローテーション再編のため登録を外れている広島・黒田は27日、マツダスタジアムで投手陣の指名練習に参加。29日に先発登板を予定するヤクルト戦(同)を前に残り2勝に迫る日米通算200勝の個人記録よりもチームの勝利を優先する考えを改めて示した。

 「そこを目指してきたわけじゃないので、到達しないまま終わってもいい…という気持ち」。目前となっても自身の偉業に執着心はなく、「チームとして勝たないといけない。そう考えると(200勝を)クリアしないといけない。その気持ちが強い」と強調した。

 快進撃が続くチームは9連勝中。28日の結果次第では、6月17日のオリックス戦(同)以来12日ぶりの登板には自身199勝目と同時にチームの11連勝もかかる。

 「自分で(連勝を)止めたくないとは皆が思うこと。まずは試合をつくる。そういう気持ちで各投手が臨めば、結果もついてくると思う」

 9連勝の内訳は先発陣が3勝、救援陣で6勝。競り合いが多い最近の試合展開を踏まえ、心構えを説くあたりが黒田らしい。王手と11連勝…一挙両得といきたい。 (江尾 卓也)

続きを表示

2016年6月28日のニュース