オルティス シーズン前の引退宣言を後悔「やることが多すぎる」

[ 2016年6月21日 09:37 ]

レッドソックスのデービッド・オルティス (AP)

 レッドソックスのデービッド・オルティス(40)は、シーズン前に今季限りでユニホームを脱ぐと宣言したが、ロードの試合で開催される引退セレモニーが、想像以上に頭を悩ますことになろうとは、その時点で予期していなかった。

 米国のスポーツ専門局ESPNが20日に伝えたところによると、レッドソックスの主砲は「(試合前に)やることが多すぎる。他のことに費やす時間がないよ」と不満を漏らし、「こうなることを知っていたなら、シーズン前に引退を宣言していなかっただろうね」と自身の発言を悔いたという。

 「ロード戦では多くの人々にあいさつまわりなどをしなければならない。それに加え、試合前の準備もしなければいけない」とオルティス。それでも、ここまで打率3割4分2厘、18本塁打、59打点と、今季で引退する選手とは思えない素晴しい数字を残している。

 これだけの好成績を収めているのだから、ファンが引退の撤回を期待するのは当然のこと。しかし、オルティスが翻意することはない模様で、「体が悲鳴を上げている。この前、二塁打を打ったときなんかは、試合中にタイムアウトを取ってグラウンドを離れたいくらいだった。足がひどく痛むので、もう走れないよ」と体力が限界にきていることを吐露していた。

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