由伸監督 G新人指揮官初!10勝一番乗り 打線組み替えズバリ

[ 2016年4月14日 06:23 ]

<ヤ・巨>5回2死、本塁打のクルーズを笑顔で迎える高橋監督

セ・リーグ 巨人8―0ヤクルト

(4月13日 神宮)
 球団初の新人監督の両リーグ10勝一番乗り。巨人・高橋監督は「いいペースかどうかは分からないけど、選手がそれなりに、いい動きをしてくれているね」とナインに感謝しながら節目の勝利を笑顔で振り返った。

 野手では7番・左翼以外は開幕から16戦不動だった打線を大きく組み替えた。下半身のコンディションに不安のある坂本を今季初めて先発から外し、1番から立岡、片岡、長野と並べた。「今日はこれで戦うことがいいと思ってこうした」と指揮官。今季最多の18安打で8点を奪った。二塁打3本を含む4安打の長野は「(前カードの中日戦では)広いナゴヤドームで大振りになっていたのでコンパクトにいった」。選手自身が修正や役割を考えて応えた。

 開幕後も目に見える場では打撃指導はなし。主役は選手。就任時に決めた監督としての最大の気配りだ。「ミスを減らしていけば、もっといい試合をたくさんできるんじゃないかな」。何もしていないふりも采配の一つと、この新人監督は知っている。 (春川 英樹)

 ≪巨人では高橋監督が初めて≫巨人がセ・リーグトップで10勝に到達。巨人のリーグ10勝一番乗りは13年以来3年ぶり24度目。両リーグ一番乗りは同じ13年以来、こちらは12度目だ。また、新人監督の両リーグ10勝一番乗りは12年栗山監督(日)以来。巨人では高橋監督が初めてになった。

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2016年4月14日のニュース