“伏兵”鬼崎「いい場面」逆転の西武劇主役に 9回2死からV打

[ 2016年4月4日 05:30 ]

<楽・西>9回2死三塁、勝ち越しの左前適時打を放った鬼崎はベンチに向かってガッツポーズ

パ・リーグ 西武3―2楽天

(4月3日 コボスタ宮城)
 西武が今季3度目の逆転勝ちで連敗を3でストップした。2点を追う4回にメヒア、坂田の連続適時打で同点に追いつくと、9回2死二塁から9番・鬼崎が左前に決勝適時打。

 前日に今季1号を放って今季初スタメンを勝ち取ったヒーローは「連敗の流れを切らないと連鎖が続くので、何としても取りたかった試合。いい場面で打ててよかった」と胸を張った。

 3月30日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)から3連敗。シーズン序盤の大型連敗だけは避けたかった田辺監督は「気分を変えて、刺激を与えたかった」と、浅村を2番、森を3番、栗山を5番に置くなど打順を大幅に入れ替え、抜てきした伏兵が試合を決めた。チームは今季4勝のうち3勝が逆転勝利で「だいぶ粘りが出てきている」と指揮官。勝率を5割に戻した「逆転のレオ」は逆境でこそ力を発揮する。 (重光 晋太郎)

 ▼西武・バンヘッケン(7回7安打2失点も来日初勝利ならず)自分の持っている球種の直球、カーブ、フォーク、チェンジアップをすべて投げた。チームが勝てたことが一番の満足です。

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