ブルージェイズ“お家芸”で1勝2敗に 川崎も大歓声浴びた

[ 2015年10月21日 05:30 ]

試合前のセレモニーでスタンドの声援に応える川崎

ア・リーグ優勝決定S第3戦 ブルージェイズ11―8ロイヤルズ

(10月19日 トロント)
 ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦が19日(日本時間20日)に行われ、ブルージェイズが11―8でロイヤルズとの打撃戦を制した。戻った本拠地で今季両リーグ最多232本塁打した打線が爆発し、トロイ・トロウィツキー内野手(31)の3ランなど3本塁打。お家芸の一発攻勢でシリーズを1勝2敗とした。

 ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「これぞ我々の戦い。これを必要としていたんだ」と胸を張った。11安打で、今ポストシーズン初の2桁11得点。連敗スタートし、帰ってきた本拠地で打線がよみがえった。

 3回はトロウィツキーの3ランとドナルドソンの2ランなどで一気に6得点。5回には不振だったゴーインズもソロで続いた。川崎らと争い正二塁手を勝ち取ったゴーインズは、第2戦でまずい守備で逆転負けのきっかけとなったが「過去は振り返らず、勝つことだけに集中した」。川崎もベンチでガッツポーズを繰り出し、自分のことのように喜んだ。出場登録外ながら試合前には選手紹介され大歓声を浴びた。

 前回本拠地で戦った14日の地区シリーズ第5戦では、審判の判定を不服とし、ファンが缶ビールを投げ込み18分間の中断。この日は2階席で缶ビールの販売が中止されて騒動は見られなかったが、自慢の打線は大暴れした。 (石井孝尚通信員)

 ▼ロイヤルズ ジョニー・クエト(先発して2回0/3を8失点。同イニングで8自責点はポストシーズンのワースト記録)修正しようと思ったけど、できなかった。言い訳はできない。

 

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2015年10月21日のニュース