金本阪神、組閣着々…“参謀役”に矢野氏、打撃コーチには片岡氏

[ 2015年10月21日 06:30 ]

片岡篤史(左)と矢野燿大氏

 阪神は、球団OBの矢野燿大氏(46)、片岡篤史氏(46)がともに1軍のバッテリー兼作戦コーチと打撃コーチに就任することが分かった。

 矢野氏と片岡氏は現役時代、金本監督とともに03、05年のリーグ優勝に貢献。新指揮官は「情熱のある人。練習に付き合ってくれる人。そして僕に付いてきてくれる人」と新コーチに求める条件を掲げたが、両氏とも合致する人選となった。

 10年に現役を引退した矢野氏は6年ぶりの古巣復帰。13年からは侍ジャパンでバッテリーコーチを務め、指導者の経験も積んできた。金本監督とは同じ東北福祉大出身で、矢野氏が1学年上。作戦兼任で、バッテリー部門にとどまらず「参謀役」としても期待される。

 片岡氏は10年から3年間、打撃コーチを務めた。10年には球団記録となるチーム打率・290の強力打線を形成。和田監督1年目の12年に5位に沈み、打撃不振の責任を取って辞任していた。

 2軍打撃コーチにはOBの今岡誠氏(41)を招へいする方針。浜中2軍打撃コーチは1軍に配置転換される。内野守備走塁コーチは久慈照嘉氏(46)の3年ぶりの復帰が有力。球団は20日、高代作戦兼内野守備走塁コーチがヘッドコーチ、平田ヘッドコーチはチーフ兼守備走塁コーチに変わることを発表。オマリー打撃コーチ補佐と伊藤トレーニングコーチは留任する。

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2015年10月21日のニュース