巨人“天敵”石川撃ち！坂本が逆転２ラン「久しぶりに気持ちいい」

＜ヤ・巨＞５回１死二塁、坂本は逆転２ランを放ち、ベンチの出迎えを受ける

セ・リーグＣＳファイナルＳ第１戦 巨人４―１ヤクルト

（10月14日 神宮）
　失投の逃さなかった。１点を先制された直後の５回１死二塁。巨人・坂本のバットが高めに甘く入った石川のシンカーをとらえる。快音とともに高々と舞い上がった打球は巨人ファンの待つ左翼ポール際に飛び込んだ。

　試合をひっくり返す２ラン。「（３ボール１ストライクと）カウントが良かったので高い球を思い切り打ちにいこうという気持ちだった。久しぶりに気持ちいい。はい。会心の当たりでした」と笑みを浮かべた。

　今季、石川とは６試合対戦して２勝４敗。特に敵地・神宮での試合は３戦全敗と苦しめられた。だが、主将の一発で勢いづいた打線は６回にも２点を加えて逃げ切った。

　「なかなか、いい結果は出せていないけど、１試合に１個でもいいプレーができれば」と坂本。リーグ４連覇は逃したが、まだ、日本一へのチャンスは残っている。「まだまだ厳しい戦いが続くけど、ファンのみなさんと一緒に日本シリーズに行けるように頑張ります」と表情を引き締めた。