退団濃厚マートン帰国「最後の感覚」日本でのプレーに前向き

[ 2015年10月14日 05:30 ]

マートンは時折寂しげな表情で記者の質問に応える

 退団が濃厚となっている阪神のマット・マートン外野手(34)が13日、関西空港から米国に帰国した。出発前には「今年がタイガースでプレーするのは最後になるのかなという感覚を持っていた。タイガースではある程度やるべきことはやったのかなという気持ちです」と心境を語り、「チームメートやファンの方と過ごせたことは思い出になりました」と感謝の言葉を述べた。

 来季に関しては代理人に任せていることを強調したが「もし日本のほかのチームでプレーすることになれば、自分の中で大きな動きになると思う」と前向きに話した。

 1年目の10年にプロ野球新記録(当時)のシーズン214安打をマーク。今季は史上初めて6年目での1000安打を達成した。今季は打率.276と実力を発揮できなかったが「自分としては誇れるシーズンだった」と胸を張って機上の人となった。 (柳澤 元紀)

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