真中監督 優勝しても「チャレンジャー」つなぐ意識で勝利を

[ 2015年10月14日 05:30 ]

<ヤクルト練習>練習中、笑顔を見せる真中監督

セCSファイナルステージ第1戦 ヤクルト―巨人

(10月14日 神宮)
 14年ぶりのリーグ制覇を成し遂げても、「チャレンジャー精神」は変わらない。ヤクルト・真中監督は「巨人は常勝チーム。優勝したからといっておごることなく、チャレンジャー精神で戦っていければ」と強調した。

 神宮外苑で行われた全体練習前には、選手を前に「今まで通り平常心で戦っていけばいい勝負ができる」と訓示。今季12勝13敗と負け越した相手だが、本拠地に限れば8勝3敗と圧倒した。それでも会見中には巨人について「常勝チーム」という言葉を3度も繰り返し「手ごわいのは分かっている。うちは粘り強く戦ってきたので、それができれば」。短期決戦も、普段通りの戦い方で臨む。

 打線の鍵を握るのは、史上初の本塁打王と盗塁王を獲得した山田。今季、巨人戦のカード別打率は.219とワーストだが「神宮では自分もチームも相性がいい。神宮の打席に入ると打ちやすい」と「地の利」を味方につける。「勝ちたいだけです」と力強い決意を口にした23歳。指揮官は「1人で背負わず、後ろにいい打者がいるのでつなぐ意識でやってもらえれば」と期待している。(町田 利衣)

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