中日・達川コーチ退団 球団慰留も意思固く「責任を感じた」

[ 2015年10月14日 05:30 ]

中日退団が決まった達川チーフバッテリーコーチ

 中日の達川光男チーフバッテリーコーチ(60)、上田佳範外野守備走塁コーチ(41)が退団することが13日、決まった。2年契約が満了する両コーチはこの日、球団事務所にあいさつに訪れた。ともに今後は未定で、後任も決まっていない。

 達川コーチは、谷繁兼任監督が就任した13年オフに「ポスト・谷繁」の育成を期待されて入団。ただ、この2年間で正捕手を任せられる若手が出現しなかった。球団側は慰留したが、本人の意志は固かった。

 「育てられず、申し訳ないと思っている。責任をすごく感じたし(慰留を)受けられる心理状況ではなかった」

 今季は昨年まで1軍出場がなかった杉山と桂がそれぞれ64、47試合に出場。成長を見せる一方で二人で11失策と課題も残った。捕手出身の谷繁兼任監督が監督に専念することもあり「中日に来る時に(落合)GMから兼任は大変だからサポートしてくれと言われた。そういう意味では、一つの仕事は終わった」としんみりと話した。 (山添 晴治)

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2015年10月14日のニュース