日本ハム、ドラ1候補を高橋&小笠原に絞る 直前まで見極め

[ 2015年10月14日 05:50 ]

県岐阜商の高橋

 日本ハムは13日、札幌市内の球団事務所でスカウト会議を行い、今秋のドラフト1位を県岐阜商・高橋純平投手(3年)と東海大相模・小笠原慎之介投手(3年)の高校生2人に絞ったことが分かった。約1時間半の会議には栗山監督も参加。球団幹部は具体名こそ明かさなかったが「1位指名は高校生の投手2人に絞った。直前まで決まらないかもしれないがNo・1の投手を指名する」と明言した。

 現時点で、1位指名の最有力候補は最速152キロ右腕・高橋だ。今夏は左太腿裏の肉離れで岐阜大会はわずか1試合の登板に終わり、チームも準決勝で敗退し、甲子園出場を逃した。それでもU―18日本代表に選出されると、3試合で計4回無失点。県岐阜商OBで、1年生の頃から徹底マークしてきた熊崎誠也スカウトも「左太腿は完全に治っている」と話す。今春センバツで高橋の投球をテレビ観戦した際に、栗山監督も「何となくファイターズっぽい雰囲気をしている。来年は純平、翔平(大谷)、航平(有原)の“三平”でいくよ」と絶賛している。

 もう一人は、今夏甲子園V左腕の小笠原だ。チームの先発陣は大谷、有原、中村、斎藤、上沢と若い右腕がそろっているが、左腕は吉川だけ。そんな台所事情に加え、最速152キロとなれば球界全体を見渡しても貴重な本格派左腕となる。大渕隆アマスカウトディレクターは「直前まで能力の高い方を見極めたい。(何球団競合しても)関係ない」と説明。

 どちらも競合は必至だが、22日のドラフト会議では抽選覚悟で将来のエース候補を指名する。

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