イチロー29打席無安打 積極性消え、自己ワースト更新

[ 2015年7月5日 05:30 ]

<カブス・マーリンズ>5回、二飛に倒れたイチロー(AP)

ナ・リーグ マーリンズ2―1カブス

(7月3日 シカゴ)
 マーリンズのイチローは4打数無安打で、前日に並んだ自己ワーストを更新する29打席ノーヒットとなった。通算打率・400と相性の良かった右腕ハメルに3打席凡退し、9回も右腕グリムの前に空振り三振。6月18日のヤンキース戦以来、13試合快音が消えている要因には積極性が消えていることが挙げられる。

 ファーストストライクから果敢に打って出るのが持ち味で、通算打率も・365だが、この29打席では20打席でファーストストライクを見送り、この日も4打席中3打席(3ボールからの見逃しを1つ含む)で手を出さなかった。ダン・ジェニングズ監督は「(日米通算)4000本以上も安打を打ってきた選手にスランプという表現はそぐわない」と擁護したが、安打だけでなく初球から手が出ないことも気掛かりだ。(笹田幸嗣通信員)

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