後藤２戦連続代打弾も天敵・福留にまた…ＤｅＮＡ今季初５位転落

＜Ｄ・神＞７回無死、石川が見逃し三振に倒れ手をあげて悔しがる中畑監督

セ・リーグ ＤｅＮＡ６－７阪神

（7月4日 横浜）
　ＤｅＮＡは、９回に後藤が呉昇桓から２試合連続の代打本塁打も及ばず、今季初の５位転落。借金３も今季ワーストだが、首位の阪神と１．５差とだんご状態が続いているだけに、中畑監督は「日替わりメニューでなくて日替わり順位だな。順位を考えて後ろ向きにいくわけにはいかない」と強調した。

　急務は福留対策だ。先発の山口が４回にソロを浴び、２番手・小杉も１点差に迫った６回に３ラン。今季１２試合の対戦で７被弾とカモにされている。打線も初対決の阪神・山本を攻略できず。小杉のファーム降格、万谷の１軍昇格を決断した指揮官は「（福留に）同じやられ方。勝負していない。（山本は）投げっぷりいいね」と話した。（平尾　類）

　≪同一投手から２戦連続代打本塁打は３６年ぶり≫後藤（Ｄ）が前日に続き呉昇桓（神）から代打本塁打。代打の２打席連続本塁打は森（西）が昨年８月１４日オリックス戦、同１６日日本ハム戦で記録して以来。同一投手から２打席連続は佐野嘉幸（広）が７９年５月２７、２８日中日戦で水谷啓昭から放って以来３６年ぶり６人目だ。後藤の通算代打本塁打は１０本目。通算最多代打本塁打は高井保弘（阪急）の２７本だが、現役では新井（広）、矢野（日）の９本を抜いて最多になった。

　▼ＤｅＮＡ・後藤（９回に呉昇桓から連日の代打本塁打となる右越え４号ソロ）良い投手なのでどんどんスイングしていこうと思った。