阪神新助っ人ペレス 4タコ&失策デビュー「体調100%ではなかった」

[ 2015年6月21日 08:35 ]

<神・広>初回、初打席は左飛に倒れたペレス

ウエスタン・リーグ 阪神2―8広島

(6月20日 鳴尾浜)
 待望の“猛虎デビュー”は、ほろ苦いものになった。新外国人のペレスがウエスタン・リーグ、広島戦(鳴尾浜)に3番・左翼で先発出場し、4打数無安打2三振と沈黙した。

 「体調的にも100%ではなかった。きのうも移動が長かったので、明日は良い状態でいける」

 試合後に開口一番でコンディション不良を説明した新助っ人。疲労や緊張のせいか振り遅れが目立ち、7回の第4打席には2死一、二塁の好機にも武内の前に空振り三振に倒れた。

 本職は中堅と右翼だが、この日は経験が浅い左翼守備でも不安を露呈した。初回に阿部の左前打を弾き、二塁進塁を許す失策。これが失点につながり「しっかり勉強して、楽しみながらやっていきたい」と反省した。

 この日、1軍ではゴメスが2本の適時打を放ち、マートンは今季1号を記録するなど助っ人勢が活躍。マートンの一発には「かなり刺激になるし、もっと一生懸命頑張らないといけない。自分を動かす要因になる」と闘争心むき出しにした。

 鮮烈なデビューとはいかなかったが、1試合で判断するには早すぎる。野心に燃えるドミニカンがアピールする時間は、まだたっぷりと残されている。

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