関本不在も“狩野様”代打V打「最高の場面、最高の結果、最高の気分」

[ 2015年6月21日 18:03 ]

<神・ヤ>マートン(左)に肩を揉まれて笑顔の狩野

セ・リーグ 阪神4―2ヤクルト

(6月21日 甲子園)
 阪神が交流戦をまたいでの連勝を3に伸ばし、勝率5割に復帰。この日敗れた首位・巨人とのゲーム差を0・5に縮め、和田監督は「再スタートとしては順調。打線も戻りつつある。リリーフ陣も息を吹き返した」と納得の表情を見せた。

 中10日で先発した藤浪は2回に自己最速タイの158キロをマークしたが、中西投手コーチが「暴れん坊将軍」と評した通り、制球が今ひとつで6回に115球を費やす苦しいピッチング。それでも2失点で粘ると、その裏に打線が奮起。福留のソロで追い付くとゴメス、上本、今成と打線がつながって1死満塁の絶好機を築き、代打に送られた狩野が期待に応える一打を放った。

 代わったばかりのヤクルト2番手・秋吉の3球目の直球を捉え、右翼の頭上を越える2点適時二塁打。“代打の神様”関本を左脇腹痛で欠く中、7日の日本ハム戦に続く代打適時打を放った背番号99は「最高の場面で使ってもらえて、最高の結果が出て、お客さんに喜んでもらえて最高の気分です」とお立ち台で“最高”3連発。采配が的中した和田監督も「関本がいない中で、よく仕事をしてくれた」と称えていた。

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