帝京・中道 全国制覇宣言 OB山崎康寄贈打撃マシンをフル活用

[ 2015年6月21日 05:30 ]

4年ぶりの甲子園へ気合十分の帝京・中道主将

第97回全国高校野球選手権・東東京大会

 4年ぶりの甲子園出場で、先輩に恩返しだ。抽選会を終えた帝京(東東京)の中道主将は「ついに来たかという感じ。3年生はラストチャンスなので、いい緊張感でやれている。自分は絶好調です」と力を込めた。

 同校OBのDeNA・山崎康から寄贈された高性能の打撃マシンが、ナインの打力アップにつながった。毎年正月に放送される人気番組「とんねるずのスポーツ王は俺だ」で同校OBの石橋貴明が操るものに似た性能のマシン。コンピューター制御の最新式で「ボタン一つでスライダー、チェンジアップなどいろいろな球を打てる。変化球の打ち損じが減った」と効果を口にする。

 甲子園歴代3位タイの51勝を挙げている前田三夫監督も「何が来るか分からないマシンで打っているから(変化球への)対応力が上がった」と自信を見せる。昨夏の決勝では二松学舎大付に逆転負けを喫しただけに、中道は「決勝でやってリベンジしたい。甲子園でも全国制覇します」と言い切った。初戦は17日の3回戦。通算30本塁打をマークし今秋ドラフト候補に挙がる4番打者が、猛打・帝京をけん引する。

【東東京展望】二松学舎大付はエース・大江安定3季連続出場を狙う二松学舎大付はエース・大江が安定。関東第一はドラフト候補のオコエが引っ張る。4年ぶりの頂点を目指す帝京は打線の破壊力は健在だ。青山学院、大森学園も力はある。都立勢では江戸川、雪谷、篠崎などが上位うかがう。

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2015年6月21日のニュース