阪神、今季初の伝統の一戦制し単独首位 梅野3打点の活躍

[ 2015年4月3日 22:25 ]

<巨・神>試合終了の瞬間、小さくガッツポーズの梅野

セ・リーグ 阪神4―2巨人

(4月3日 東京D)
 阪神は梅野の2安打3打点の活躍で今季初の伝統の一戦に勝利し、まだ開幕7試合ながらも単独首位に立った。先発・メッセンジャーは8回を7安打2失点に抑え、今季初勝利を手にした。

 虎の“扇の要”梅野が、攻守で勝利に貢献した。2回に福留の中前適時打で先制し、1点リードで迎えた4回だった。西岡、ゴメスの連打で無死一、三塁としながら、後続が倒れて2死一、二塁に。好機を逃せば相手に流れが行きかねない状況で打席に入った梅野は、右翼線二塁打を放って貴重な追加点を奪った。

 「食らいついて、気持ちで打った。必死にやった結果です」。

 1点差に迫られて迎えた8回にも1死一塁から右中間適時二塁打を放ち、接戦の中で価値ある3打点をマークした。守りでも先発・メッセンジャーを好リードで支えた。

 「ランディに勝ちをつけたい一心だった。(3連戦の)アタマを取れて良かった」。試合後、そう言って表情を緩めた梅野を、和田監督も「特に1本目のタイムリーはね、あそこで0点では流れが変わる展開だった」と称えた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月3日のニュース