巨人 阿部の捕手起用も実らず…4連敗で1000勝もお預け

[ 2015年4月3日 21:19 ]

<巨・神>6回、ベンチに戻る阿部(右)とうつむく原監督(中央)

セ・リーグ 巨人2―4阪神

(4月3日 東京D)
 巨人は今季から一塁手にコンバートとなった阿部が「4番・捕手」でフル出場する“必勝布陣”も実らず、阪神に敗れて4連敗。開幕から7試合で2勝5敗と低迷から抜け出せず、今季初の伝統の一戦で同カード通算1000勝という大記録はお預けとなった。

 苦肉の策も結果に結びつかなかった。2日の中日戦(ナゴヤD)で同一カード3連敗を喫し、捕手の相川も試合中に右太もも裏を痛めて離脱。そんな苦しいチーム状況を打開するため、原監督は阿部の捕手復帰を決断。一塁には井端、二塁には片岡を配置した。

 だが、阿部とバッテリーを組んだ先発・菅野が序盤で3失点。2回1死二塁から福留に中前適時打を許して先制点を奪われると、4回には2死一、二塁から梅野に右翼線2点適時打を打たれた。

 打線は4、5回と1点ずつを返し、一時は1点差に詰め寄ったが、8回に3番手・マシソンが失点して万事休す。

 阿部は初回の守備で二盗を狙った西岡を刺し、打撃でも初回の第1打席で右翼線二塁打、4回の第2打席では右前打と存在感を発揮したが、チームを勝利に導くことはできなかった。

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