インフルの次は右肩疲労…松坂 無期限ノースロー調整

[ 2015年4月3日 05:30 ]

工藤監督との面談を終えた松坂は厳しい表情

 インフルエンザで離脱後、リハビリ組で調整していたソフトバンクの松坂大輔投手(34)が2日、右肩筋肉の疲労のために、無期限でノースロー調整をすることが決まった。

 松坂はこの日、ヤフオクドームを訪れ、工藤監督に報告。「ノースローで様子を見ることになりました。投げた後に感じる疲労がいつもより長引いている感じ」と症状を説明した。復帰時期は早くても5月以降で、回復次第では長期離脱の可能性も出てきた。

 松坂は3月18日にインフルエンザを発症し、23日から練習を再開。だが、29日にブルペン入りした後に右肩の筋肉に異変を感じ、その後は軽い調整にとどまっていた。今後について「休んで毎日チェックして、スケジュールを立てられる状態になってくれれば」と語った。田中和彦トレーナー統括によると、31日に福岡市内の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)による精密検査を受けたが、炎症はなかったという。

 工藤監督は「投手にとって肩は生命線。過程を見れば1週間で良くなることはないだろう。彼の中で嫌なものがいつ取れるかは本人にしか分からない」と話した。松坂は大リーグから9年ぶりに国内復帰。当初は3月31日オリックス戦(ヤフオクドーム)で今季初登板する予定だった。だが、インフルエンザに続く肩の不安で、移籍デビュー戦はさらに遠のいた。

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2015年4月3日のニュース