“Mr.ホワイトソックス”に別れ…ラミレス「ありがとう。わが友よ」

[ 2015年3月8日 16:38 ]

“ミスター・ホワイトソックス”と呼ばれたミニー・ミノーソ氏 (AP)

 今月1日に90歳で亡くなったミニー・ミノーソ氏の葬儀が7日、シカゴ市内の教会で行われた。

 キューバ出身のミノーソ氏は黒人リーグから49年にインディアンスに入団。その後、51年途中にホワイトソックスへ移籍すると、3年連続で盗塁王に輝くなど、走攻守そろった外野手としてチームに貢献し、背番号9は永久欠番となった。メジャー通算では17年間で打率2割9分8厘、186本塁打、205盗塁という成績を残した。

 “ミスター・ホワイトソックス”と呼ばれたミノーソ氏に対して同じくキューバ出身で、ホワイトソックスのユニフォームを着るアレクセイ・ラミレス内野手(33)はキャンプ地から以下のメッセージを送り、死者を悼んだ。

 「もしミノーソ氏がいなければ、もしキューバを離れてメジャーでプレーするというミノーソ氏の勇気がなければ、もし人種差別などの人々からの偏見を受け入れるだけのミノーソ氏の寛容さがなければ、現在これほどまでにキューバ出身の選手がメジャーでプレーすることはなかっただろう。私は誇りを持ってホワイトソックスのユニフォームに袖を通し、ミノーソ氏を想う。ありがとう。わが友よ」。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月8日のニュース