マー君 シート打撃登板10人1安打 今後もOP戦にこだわらず慎重に

[ 2015年3月8日 05:57 ]

シート打撃に登板する田中

 ヤンキースの田中が7日(日本時間8日未明)、今キャンプで初の実戦形式となるシート打撃に登板。2イニングで打者10人を相手に29球を投げ、安打性はわずか1本とほぼ完璧な内容だった。

 マイナーの左打者に習得中の通称「フロントドア」と呼ばれるツーシームを投じ、見逃し三振を奪う場面もあった。内角のボールからストライクゾーンに入ってくる変化球。「意表を突く球。大事な時に一発で仕留められる」と今キャンプで磨いてきた新しい武器に、手応えを感じ取った。

 昨年痛めた右肘もここまで不安を感じさせない。それでもエース格だけに首脳陣は慎重に調整させている。ジョー・ジラルディ監督は6日、田中の起用法について「彼にとって何がベストなのかが重要だ」と話し、オープン戦での登板にこだわらない考えだ。本拠で行われる12日(日本時間13日)のブレーブス戦でオープン戦初登板することが決定しているが、その後は敵地に遠征して登板する体の負担などを考慮し、チーム内のシート打撃で実戦練習を重ねるプランを示した。

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2015年3月8日のニュース