“投手王国のエース”ソフトＢ摂津　開幕投手へスライダーに手応え

＜ロ・ソ＞４回を被安打５も要所を締めた摂津

オープン戦 ソフトバンク３－２ロッテ

（3月7日 ＱＶＣ）
　開幕戦でぶつかるロッテ相手に、ソフトバンクの摂津が４回無失点と要所を締めた。オープン戦２度目の登板で毎回の５安打を許しながらも、スライダーに手応えを感じ「きっちり投げられたのは良かった。試合で使える」と収穫を口にした。

　直球は最速１４０キロだったが、持ち味のカーブやシンカーの切れもまずまず。制球が調整途上で２四球を与えたが、佐藤投手コーチは「昨季よりだいぶいい。投げていけば良くなるんじゃないか」と及第点を与えた。

　前日の激励会で孫正義オーナーが「投手王国をつくってほしい」と期待を示し、工藤監督は「エースは摂津」と開幕投手起用を明言した。昨季は１０勝８敗と振るわなかったエースの復活が先発陣の安定には欠かせない。球団初の４年連続で大役を任された背番号５０は「しっかり調整して、ベストの状態で臨めるようにするだけ」。淡々とした口調ながら決意がにじんだ。