橋本3安打!打倒・大田 G外野レギュラー奪取へ猛アピール

[ 2015年2月20日 05:30 ]

<巨・中>4回2死、左前打を放つ橋本

練習試合 巨人3―7中日

(2月19日 沖縄セルラー)
 巨人・橋本が、外野手のレギュラー奪取へ猛アピール  だ。鮮やかに広角に打ち分け、チームでただ一人の猛打賞。「大田君以上の活躍をしないとアピールできない。常に意識してますよ」と7年目の同期にライバル心をむき出しにした。

 1点を追う3回先頭で小熊の直球を右前へ運び、亀井の同点打の起点になると、4回には2死から左腕・岡田の直球を巧みに左前へ。6回無死一、二塁では祖父江の直球を中前へはじき返した。「長打を打てる打者がそろっているので、その人たちにできない部分を補っていくのが仕事。出塁率や進塁打です」と全て単打でつなぎ役に徹した。

 オフは打撃フォーム改造に着手。テークバック時に右足を高く上げて間をつくり左肩が下がる悪癖を修正した。この日を含む紅白戦や練習試合5試合で17打数9安打、打率・529、4打点。「左投手はうまく打てている。徐々にですね」と手応えをつかんでおり「開幕スタメンを狙ってやっている」と言い切った。

 4番に座った大田も負けていない。2打席連続見逃し三振に倒れた後、5回2死一塁から右中間へ適時三塁打。9回2死二塁でも左前適時打を放ち「(気持ちが)落ちるところでしっかり集中できた。どうにかして(レギュラーを)奪い取らないと」と意気込む。

 右肘と右膝の手術から復帰を目指す長野は、3月中旬までに実戦復帰する予定。セペダもこの日に那覇入りし、20日から練習に合流する。3枠をかけた競争が激しさを増す中、原監督は「レベルの高い戦いになってくれれば。頭抜けた形で2人、3人が出てきてくれれば良い」と期待を込めた。

 ◆橋本 到(はしもと・いたる)1990年(平2)4月28日、宮城県生まれの24歳。仙台育英では2年春夏、3年夏と甲子園に出場。3年夏には6打席連続安打。08年ドラフト4位で巨人入団。10年4月27日中日戦でプロ初出場。通算成績は173試合で打率.249、5本塁打、43打点、17盗塁。1メートル72、78キロ、右投げ左打ち。

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