ロッテ 若手が特攻平和会館見学、野球のできるありがたみ実感

[ 2015年2月20日 14:42 ]

知覧特攻平和会館を見学したロッテの若手選手

 ロッテ2軍キャンプ休日となった20日、2年目の二木と新人の岩下、香月一、脇本の4選手が薩摩川内市からバスで2時間かけて南九州市にある知覧特攻平和会館を見学した。

 同会館は太平洋戦争当時、特攻隊の出撃基地があったことから、当時の記録を後世に残し、平和の大切さ、命の尊さを訴え続けるために建設された。選手教育の一環として、2軍2次キャンプ期間内の休日に新人選手と希望者を対象に施設見学を行っており、今年で3年目となる。

 この日は講話を30分聴いた後、1時間半かけて施設内を見学した。鹿児島出身の二木は「当時の自分たちと同じ年頃の方の遺書を見て、深く考えさせられるものがありました。好きな野球を仕事にしている今の自分たちの幸せを感じながら野球に取り組みたい」、岩下は「当時の方を思うと、ただ野球を楽しむという感覚だけではなく、プロ野球選手という自覚を持ち、見ている人、ファンの人になにかを伝えられるようにしないといけないと思いました」、香月一は「野球がしたくても出来なかった人の事を考えると、胸がしめつけられるような思いを感じました。もっと自覚をもってやらないといけないと思いました」、脇本は「野球選手という好きなことを仕事にしていることに甘えることなく、自分に厳しく過ごしたいと思います」とそれぞれが感想を述べ、野球をできるありがたみを感じていた。

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