キヨシ監督 散歩独唱会!?「うーみよー オレのうーみよー」

[ 2015年2月3日 05:30 ]

恒例の朝の散歩で得意の歌を披露する中畑監督

 歌手、でなく野球人としての血が騒いだ。サブグラウンドで特守を見つめていた午後4時5分。DeNA中畑監督は、初日のティー打撃で腰を痛めたため予定になかったノックを解禁した。

 「覚悟を決めてこい!おまえの命はもらった。オレの打球をなめたらいくぜよ!」。福島出身なのに、なぜか土佐弁。「こんなのノックのノの字にもならない」と振り返ったが、黒羽根と正捕手を争う嶺井には、鋭い打球を10分間も打ち続けた。

 全体練習前の散歩では「キヨシ リサイタルショー」が開演。宜野湾の防波堤の上によじ登り、アカペラで「うーみよー オレのうーみよー」と加山雄三の「海その愛」や「ぼくの妹に」、村木賢吉の「おやじの海」、長渕剛の「しあわせになろうよ」と4曲を熱唱。さらに、「(監督就任)4年目の中畑です!今年はちょっとでも勝ちたいです!そのために私がミスをしないことです!」と海に叫んだ。

 この日は孫・綾仁(あやと)君の2歳の誕生日。散歩中に自転車でトレーニングする41歳右腕・三浦の姿を見つけると、「おーい暴走族!“誕生日おめでとう”って言ってくれ」と携帯電話を手渡し、お祝いのメッセージを求めた。

 練習でも山崎憲に打撃指導するなど動き回り、球場を後にしたのは午後5時すぎ。選手は疲労困ぱいの表情で引き揚げたが、ファンに満面の笑みで手を振る61歳の球界最年長監督は最後まで元気だった。 

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