田辺レオ“倍増キャンプ”開始!2年ぶりアーリーワーク復活

[ 2015年2月3日 05:30 ]

練習を見つめる田辺監督

 田辺西武の「倍増キャンプ」が2日、本格スタートした。初日は歓迎式典があったため行われなかったアーリーワークが、2年ぶりに復活。午前9時から1時間、2年目の森ら若手野手がひたすらバットを振った。田辺監督は「全体練習でできることは限られている。その前後でどれだけ量をこなせるかで勝負が決まる」と競争を促した。

 全体練習後の個別練習も含めると、昨年の3時間45分から7時間半に倍増。課されたスイング数も約300から3倍超の1000に増えた。昨年は伊原前監督の方針で、早朝および夜間練習を廃止。さらに基礎を磨くためランニング中心のメニューで、キャンプ中の実戦は紅白戦1試合のみだった。その結果、チームは極度の打撃不振に陥り、開幕3連敗。最終的に一度もAクラスに浮上することなく、5位でシーズンを終えた。

 当時打撃コーチだった田辺監督はその反省を踏まえ、6日の第2クールから夜間練習も2年ぶりに復活させる。「開幕までの1カ月半は、調整ではなく挑戦。練習をしないとうまくならない」。宮地打撃コーチはキャンプ20日間で、2万スイングを目標に掲げる。森は朝、昼、夕で計3度のティー打撃と、2度のフリー打撃にロングティーと振り込んだ。守備練習もこなし「バテバテです。結構(疲労が)きますね…。きょうは振りました」と充実感を漂わせた。

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