マー君 2日連続でキャッチボール 強度上げて前日の倍の50球

[ 2014年8月6日 08:50 ]

試合前にランニングするヤンキース・田中将

 右肘の靱帯を痛めて故障者リスト入りしているヤンキースの田中将が、前日に続いて、5日のキャッチボールを行った。

 前日の4日に右肘のじん帯部分断裂で先月9日に故障者リスト(DL)入りし初めて25球のキャッチボールを行い、メジャー復帰へ大きな「初めの一歩」を刻んだ田中。この日は最長距離は同じ約20メートルながら、肘の具合を確かめるようにしながら、球数は倍となる50球を投げた。

 ジラルディ監督は「順調だ。少し強度を上げて投げていた。全てうまくいっている」と喜んだ。

 今後段階を踏みながら距離、強度を上げていく。順調なら、10日(同11日)前後にブルペンでの投球練習を再開。打撃投手などで調整し、マイナーでのリハビリ登板も2、3試合は必要だ。

 今季、ヤンキースの投手陣は故障が相次ぎ、開幕から先発ローテーションを守っているのは黒田だけという状態。それだけにキャッシュマンGMも「どこかのタイミングで戻ってきてほしい」と話しながらも、今後のリハビリ過程で狂いが生じれば、全治1年~1年半のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を強いられる可能性も浮上するだけに、復帰する時期については慎重な姿勢で、来月になることを示唆した。

 6日はキャッチボールを行わず、7日に再開する予定となっている。

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