石川 悔しい新人トップ7勝目 5回4失点「すみません」

[ 2014年8月6日 05:30 ]

<ロ・楽>常時、風速10メートルの強風の中、粘りの投球で7勝目を上げた石川はサインボールを投げ入れる

パ・リーグ ロッテ6―4楽天

(8月5日 QVCマリン)
 ロッテ・石川が5回4失点ながら両リーグ新人トップの7勝目を挙げた。お立ち台での第一声は「すみませんでした」。チームを3連勝で4位浮上に導いても、風速10メートル超の強風で制球に苦しんだ内容に満足できなかった。

 「風が気になったし、制球が難しかった。一球一球、曲がり方が違う。ここまでの強風は初めて。マリンの洗礼を受けました」。中堅方向から吹きつけるQVCマリン特有の海風は、バックネットではね返り投手にとっては向かい風となる。変化球の曲がりは大きくなるが、風が強すぎると曲がり幅を制御できない。石川も腕の振りが鈍り、序盤はストライクを取りにいったところを痛打された。

 それでも4回以降はしっかり腕を振って無失点。「今は意識しないけど、欲しい欲しくないで言えば、そりゃあ欲しい」という新人王レースの主役だからこそ、内容にもこだわっていく。

 ▼ロッテ・今江(4回に決勝6号ソロ)いいホームランが打てて良かった。(本来の4番が9番を打つのは)悔しい。上位を打ちたい気持ちはもちろんある。

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