神奈川大・浜口 115キロチェンジアップで慶大翻ろう11K

[ 2014年6月12日 06:10 ]

<神奈川大・慶大>9回を5安打1失点で慶大から勝利をおさめ、笑顔でガッツポーズする神奈川大・浜口

全日本大学野球選手権第2日 神奈川大3―1慶大

(6月11日 神宮)
 161球目。チェンジアップで空振り三振を奪った神奈川大・浜口は、両手を突き上げた。慶大相手に5安打11奪三振で完投勝利を挙げ「東京六大学の慶応に勝てるなんて素直にうれしい。真っすぐの走りが良かったのでチェンジアップを振ってくれた。今までで一番良かった」と汗を拭った。

 高校1年秋に習得した決め球が、この日もさえた。一発を許した慶大の4番・横尾に「あれだけ腕を振って115キロなので、びっくりした」と言わしめるブレーキで、6三振を積み重ねた。

 佐賀・三養基(みやき)では県8強が最高成績。神奈川大入学後は1日4食をノルマとし、体重は10キロ増の80キロに、最速142キロだった直球は今春リーグ戦で150キロを計測した。2日で241球を投じた左腕は「スタミナには自信がある」と、初の頂点へ向け頼もしい言葉を口にした。 

 ◆浜口 遥大(はまぐち・はるひろ)1995年(平7)3月16日、熊本県生まれの19歳。小1から野球を始め基山中では軟式野球部に所属。佐賀・三養基では甲子園出場はなし。神奈川大では1年春にリーグ戦デビューし今季は6試合で4勝0敗。1メートル73、80キロ。左投げ左打ち。

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