オリックス 6戦ぶり2桁安打で快勝!貯金最多タイ15

[ 2014年6月9日 05:30 ]

<広・オ>快勝し、ナインを迎える森脇監督(中央)

交流戦 オリックス8―1広島

(6月8日 マツダ)
 パ・リーグ首位に君臨する理由を存分に示した。大技、小技を散りばめ、要所で確実に得点を重ねる。5月31日の巨人戦で11安打して以来、6試合ぶりの2桁13安打で8得点。オリックス・森脇監督は「みんながその場でやるべきことを、しっかりやった積み重ね」と快勝を振り返った。

 初回のヘルマンの先制ソロ、3回の糸井の2ランと一発の破壊力も見せた。だが相手にダメージを与えるうえで、より効果的だったのは「足」だった。1点リードの2回1死一塁、安達の右前打で一走・ペーニャは巨体を揺らして三進。1死一、三塁とすると安達は打者・山崎のカウント2ストライクから二盗を成功させた。左中間へ2点二塁打を放った山崎は「ゲッツーがなくなったので、楽に打つことができた」と話す。流れるような一連の攻撃で試合の主導権を奪った。

 攻め手は緩めない。6点リードの6回1死一、二塁。投ゴロを放った平野恵は必死の形相で一塁へ走り、併殺を免れる。一塁に残ると、次打者・駿太の打席の際に捕逸で一気に三塁へヘッドスライディング。駿太の二塁内野安打で生還した。指揮官は「基本を忘れず、しっかりやった。それ以外にない」と勝因を挙げた。

 3連勝で首位を堅持。貯金も今季最多タイの15としたが、指揮官は「減らなかったらコメントできるけど金利も付かないから」と苦笑い。数字にとらわれず基本に忠実に、目の前の試合を勝ち切る。

 ▼オリックス・ディクソン(8回1失点で6勝目)ストライクゾーンで勝負するという強い気持ちで投げた。

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2014年6月9日のニュース