巨人の高卒新人コンビが実戦デビュー 田口無失点、平良は1失点

[ 2014年6月9日 13:38 ]

 巨人の高卒新人コンビがついにベールを脱いだ。ドラフト3位左腕・田口麗斗投手(18)と、同5位右腕・平良挙太郎投手(18)が9日、プロ・独立リーグ交流戦の新潟アルビレックスBC戦(ジャイアンツ球場)で実戦デビューを果たした。

 田口は0―1の5回から2番手で登板。先頭の青木を伝家の宝刀・スライダーで空振り三振。杉には四球を与えたが、佑紀はスライダーで懐を突き、見逃し三振に仕留めた。続く荒井の4球目に一塁走者・杉が二盗を試みたが、捕手・河野が鋭い送球で刺殺。試合前に「力まずに頑張りたい」と意気込んでいた田口は1回無安打無失点。21球を投げ、最速は143キロだった。

 一方、平良は田口からマウンドを譲り受ける形で、0―1の6回から登板。先頭の荒井に初球を左前打されたが、続く野呂は140キロ直球で一ゴロ。稲葉にも左前打を食らい一、三塁とされ、デニングの二ゴロの間に1点を失ったが、最後は平野を鋭いスライダーで空振り三振に斬り、安堵の表情を浮かべた。平良は1回2安打1失点。13球を投げ、最速は143キロだった。

 両投手とも待ち焦がれたデビュー戦で実力の片鱗をのぞかせ、プロとしての大きな一歩を踏み出した。

続きを表示

2014年6月9日のニュース