マー君 援護もらってから無失点!開幕20連勝

[ 2013年9月6日 20:54 ]

<楽・日>4回2死三塁、佐藤に左前適時打を打たれる田中

パ・リーグ 楽天―日本ハム

(9月6日 Kスタ宮城)
 首位楽天と日本ハムの18回戦は6日、Kスタ宮城で行われ、楽天は開幕19連勝中の田中将大投手が先発。日本ハムの二刀流ルーキー、大谷翔平投手と初対決となったが、先輩の貫禄を見せつけ開幕20連勝を達成した。

 初回は三者凡退で好調な滑り出しを見せた田中だが、2回は4番アブレイユに中越えソロ本塁打を浴び、先制を許した。3回は1死一、二塁のピンチを作ったが、空振り三振、遊ゴロに抑えてしのいだ。4回、1死一塁で赤田に左中間への二塁打を打たれたが、左翼からの好中継で本塁を突いた小谷野を悠々タッチアウトに。だが2死三塁から佐藤に左前適時打を浴び、2点目を許した。5回は西川に安打を許したものの、けん制でタッチアウト、空振り三振で封じた。6回に勝ち越し点をもらうと、以降は無失点で最後まで投げきった。

 打線は2点を追う5回1死二、三塁から藤田の2点適時打で同点に。6回には松井の右本塁打が飛び出し、1点勝ち越した。

 田中と初対決となった大谷は3回は1死一、二塁のピンチを迎えたが、藤田を左飛、銀次を155キロの直球で空振り三振に切って取った。4回にはマギーのピッチャー返しの打球が左膝付近に当たるアクシデントがあったが、5回まで2失点とまずまずの内容でマウンドを降りた。大谷は先発登板した7試合はチームの成績が6勝1分けと負けが一度もなかったが、後続が打たれチームは黒星を喫した。

 両投手は顔合わせは初めて。田中は20連勝を達成すると、1912年に大リーグでループ・マーカード投手(ジャイアンツ)が達成した19連勝を抜き、世界新記録となる。8月の月間MVPで両リーグ初の4カ月連続、通算11度目の受賞をも達成。オリックス時代のイチロー(現ヤンキース)を抜いて両リーグ単独最多となった右腕が、1日に2つの記録を打ち立てた。

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