逆へ意識で猛打　外野への１０安打中９本が反対方向

＜日本・韓国＞６回２死一、二塁、渡辺は中前適時打

第２６回ＩＢＡＦ１８Ｕワールドカップ２次ラウンド 日本１０―０韓国

（9月5日 台中）
　鋭い振りで、韓国投手陣を粉砕した。センターから逆方向への意識。それを初回から実践。いずれも中堅へ飛んだ熊谷の二塁打と森友の犠飛で先取点を奪うなど外野へ放った１０安打のうち９本は中堅から逆方向だった。

　４安打の渡辺は「センター方向を意識して打席に入っている。しっかり球も見えていた」と満足げだ。今大会６試合で７０安打、５４得点と木製バットにしっかりと対応。昨年は芯に当たらないと飛ばない木製に苦しんだ選手が多かった。その反省から選手選考の際にバットの振り方を入念にチェックし、コンパクトな打撃、ライナーを打てるメンバーがそろった。

　全勝で首位に立つ日本。今大会１３打点を挙げる森友主将は「（日本は）とても強い。初優勝を獲りたい」と手応え十分でキューバ、米国戦を迎える。