藤浪 納得いかない9勝目 和田監督は評価「それでも悪いなりに勝てる」

[ 2013年8月18日 22:12 ]

<神・ヤ>力投する藤浪

セ・リーグ 阪神6―2ヤクルト

(8月18日 京セラD)
 6回2失点で9勝目を挙げた阪神・藤浪だが、内容的には「スライダーが引っかかった」と言うように、制球の面で納得いく投球ではなかった。「感覚のずれを修正できなかった。対相手より対自分になってしまった」と反省。

 和田監督も「いつもは試合中に修正できる投手だけど、きょうはできなかったみたい」。ただ、そこは並の新人投手とは違うところで「それでも悪いなりに投げられる。引っかかっていたと本人が言うスライダーを相手が手を出してくれて助かったこともあるが、それなりに投げられた」と、不調でも勝ち星を拾う投球を評価した。

 4連勝で巨人のマジックも消滅。まだジャイアンツの背中は遠いが、数字上は明るい陽射しが差しこんだ。「月末に直接対決がある。それまでに何とかしておきたい」と、20日からのDeNA戦、中日戦での6試合が今後のカギを握ると和田監督は表情を引き締めた。藤浪も「付けてもらった星。今後は自分の力でつかみたい」と誓っていた。

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