岩隈 降板決定直後に味方が逆転弾で11勝目

[ 2013年8月18日 06:00 ]

レンジャーズ戦の8回、逆転2ランを放ったシーガーをベンチで迎えるマリナーズ・岩隈

ア・リーグ マリナーズ3―1レンジャーズ

(8月16日 アーリントン)
 マリナーズの岩隈が「レンジャーズ・キラー」ぶりを見せつけた。7回を投げ終え、0―1の時点で交代が決まってから味方に飛び出した逆転2ラン。7回4安打1失点8奪三振で11勝目をつかみ「打った瞬間に“いけ、いけ”と叫んでいた。逆転してもらってありがたかった」と喜んだ。

 ア・リーグ西地区首位のレ軍に対し、2勝1敗、防御率2・60。強力打線を抑え込んでいる。この日も粘り強い投球で「とにかく一発だけは(避けないと)と思っていた。四球は仕方がない。低く投げようと」と徹底的に低めを突いた。長打のあるキンスラー、A・ベルトレにはカウントを悪くすると、割り切って歩かせた。走者を背負っても緩いカーブとスプリットなど緩急でしのいだ。

 「6、7回に点を取られるパターンが多かった」と、もう一つ意識したのが終盤の投球だ。一転して高めを有効に使い、的を絞らせずに5回以降無失点。「だんだん腕を振って切れのあるボールが出てきた。思い切っていって、正解だったかなと」と4試合ぶりの白星を手にし、充実感をのぞかせた。

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2013年8月18日のニュース