駒大高引越し1勝 2年エース有田が投打でけん引

[ 2013年7月12日 06:00 ]

西東京大会2回戦 駒大高13―0都松原

(7月11日)
 駒大高が13―0の5回コールドで都松原を下し、初戦を突破。2年生エース右腕の有田が投打でチームをけん引した。投げては先発で4回を無失点。5三振を奪うと、打っても2安打4打点の大活躍だった。

 大会前の練習試合では投打でスランプに陥った。「制球が乱れるし、打撃でもヒットは1本も打てなかった」。調子が上がらないまま大会本番が近づいた。プレッシャーに押しつぶされそうにもなったが仲間を信じて開き直った。「僕が打たれたら味方が取り返してくれる。思いきって投げるだけ」。自らにそう言い聞かせ、本番では投打でチームを引っ張った。

 昨年12月の地区割り再編で今夏は東東京から西東京に移転した。99年センバツ以来の甲子園へ向け、次は15日の成城学園戦。「3年生のためにもここで終わらせたくない」と有田。勢いを取り戻した右腕の夏は始まったばかりだ。

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2013年7月12日のニュース