移籍の渡辺直人 合流2日目で勝利に貢献 元本拠地で「幸せ者です」

[ 2013年7月12日 23:06 ]

<楽・西>延長12回、先頭の代打・渡辺が右線二塁打を放つ

パ・リーグ 西武4―3楽天

(7月12日 Kスタ宮城)
 DeNAから移籍した、西武・渡辺直人がチームの連勝に貢献。3位ながら首位楽天との差を2・5に詰めた。

 延長12回、先頭打者で登場し、3球目をたたいて二塁打で出塁。三塁まで進むと大崎の右犠飛で本塁へ突入。楽天に同期入団の嶋のブロックをはねのけて、決勝のホームを踏んだ。

 移籍して合流2日目。「緊迫した試合。出番は来ると思って準備していた」と渡辺。最後の攻撃の切り札として、渡辺監督は迷わず起用した。その期待に応えての移籍初安打。試合後のヒーローインタビューでは、球場中から拍手と歓声を浴びた。

 「仙台に来るといつも大きな声援をいただく。幸せ者です」。目を潤ませながら、声をかけてくれるファンに向かって帽子を振った。「西武は優勝を狙えるチーム。勝ちに貢献したい」と3年ぶりのパ・リーグ復帰でいきなり活躍した新戦力が、今後チームの浮沈のカギを握るかもしれない。

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