千葉・佐倉市で球場命名式 長嶋氏「永遠に立派な球場に」

[ 2013年7月12日 17:40 ]

佐倉高野球部OB会・加藤会長(左)から贈られた名前入りの帽子をかぶり笑顔の長嶋茂雄氏

 国民栄誉賞を受けたプロ野球・元巨人監督の長嶋茂雄氏(77)にちなみ、出身地千葉県佐倉市にある岩名球場を「長嶋茂雄記念岩名球場」と改称する命名式が12日、同球場で開かれた。出席した長嶋氏は「永遠に立派な球場になるよう願います」と笑顔であいさつした。

 式典に紺のジャケットとネクタイ姿で臨んだ長嶋氏は、球場に掲げられた自身の名を冠したプレートを見上げて感慨深げ。記念撮影では母校の県立佐倉高(旧佐倉第一高)の現役野球部員らに囲まれ、顔をほころばせた。

 続いて行われた市民栄誉賞表彰式では、オープンカーに乗ってグラウンドに登場。蕨和雄市長から表彰状を手渡され、「本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べると、スタンドを埋めた約3100人の市民らから大きな拍手と歓声が上がった。

 長嶋氏と高校の同級生だった同県酒々井町の和田義行さん(78)は「いつも練習している努力家だった。球場は市民の誇りです」と胸を張った。中高の後輩という佐倉市の立原雅子さん(69)は「子どものころから地元のスターで、元気をもらってきた」と話した。

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2013年7月12日のニュース