特例で実現「貴重な経験」 明大がドジャース傘下と対戦

[ 2013年3月13日 10:29 ]

試合を終え、相手選手と健闘をたたえ合う明大ナイン

 東京六大学野球リーグの明大は12日、キャンプ中のフェニックスで米大リーグ、ドジャースのマイナーチームと試合を行い、1―5で敗れた。プロとアマの交流を制限する規定があるため日本の大学が単体で米プロチームと対戦するのは異例で、日本学生野球協会の特例で実現した。

 明大は3年前から米国でキャンプを行っているが、プロ相手の試合は初めてという。善波達也監督は「学生が貴重な経験をでき、野球の取り持つ縁に感謝している。世界で通用する人材を育てる明治大学の精神にも合う」と意義を話した。

 明大打線は3安打に抑えられ、中嶋啓喜主将は「相手投手の球は日本で見たことのない切れだった」と感嘆した様子。宮内和也内野手は「守っていて怖いくらい各打者に威圧感がある。1試合でこんなに疲れるとは」と驚いていた。

 ドジャースの元監督、トミー・ラソーダ氏は「若者が経験を積むのは素晴らしいこと。ほかの大学も来ればいい」と、にこやかに話した。(共同)

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