浩二監督 レギュラー当確は坂本だけ 最終28人選出は「大変」

[ 2012年12月4日 06:00 ]

北別府氏(左から2人目)の野球殿堂入りパーティーに出席し、あいさつする侍ジャパン・山本監督。右は衣笠氏

 4日の34選手の正式発表を前に、山本監督は「候補選手に直接電話をして気持ちは伝えた。ようやく発表できる」と表情を引き締めた。

 数度にわたるスタッフ会議の過程で、レギュラー候補といえる選手を想定してはいる。だが、山本監督は「選手全員が想定通りいくとはかぎらない。現時点で内野手のレギュラーといえるのは(坂本)勇人だけ。(レギュラーの)構想はあるけど、キャンプで最終的に見極める」と語った。

 内野手は8人が選出されることが予想される上「外野手にも内野ができる選手もいる」とし、内川、中田らに一塁経験があることも織り込み済みだ。内野手のレギュラーの最短距離にいるのは、一塁・稲葉、二塁・鳥谷、三塁・松田。しかし、本来、遊撃手の鳥谷については、二塁とともに三塁もできるか見極める方針だ。

 大会への最終メンバー登録28人は来年2月20日に決まる。28人のうち内外野は計12人。今回選出された15人から3人が落選する計算だ。「宮崎のキャンプも6日間しかない。その中で28人を選出するのは大変な作業になる」。選出された選手たちの内なる戦いは、既に始まっている。

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2012年12月4日のニュース