4000万円増の中田“3冠”宣言「1番だったらそうなるか」

[ 2012年12月4日 06:00 ]

4000万円増の年俸8500万円で契約を更改した日本ハム・中田は笑顔で帰路に就く

 日本ハムの中田翔内野手(23)が3日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円増の年俸8500万円で一発サインした。今季144試合、4番に座った若き主砲が、大目標をぶち上げた。

 「数字は基本的に興味ない。でも本塁打も打点も打率も1番になりたい。3冠王とかでなく…。あれっ、でも1番だったらそうなるのか」。今季は首位打者を獲得したロッテ・角中の打率・312から大きく離される同・239ながら、24本塁打はリーグ2位タイ、77打点は同3位だった。だが、極度の不振で前半戦84試合で打率・202、10本塁打、39打点だった一方で、8月に月間打率・330もマークした。

 中田は来年4月で24歳となる。3冠を獲得すれば、38年秋シーズンの中島治康(巨人)、82年の落合博満(ロッテ)が達成した29歳シーズンを大幅に更新し、史上最年少での達成となる。4日に発表されるWBC日本代表候補選出も確実だ。「いろいろな意味で勉強させてもらった1年間だった。来年以降にも生きてくると思う」。日の丸を背負って世界一、さらに最年少3冠王。中田が目指すべき目標は多い。

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2012年12月4日のニュース