藤浪のこだわり「勝ち」「狙っても打てない真っすぐ」

[ 2012年12月4日 06:00 ]

活躍を誓う(前列左から)北條、藤浪、(中列左から)小豆畑、和田監督、田面、(後列左から)緒方、金田

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が「火の玉ストレート継承」を掲げた。新入団発表の席上で初めて背番号19の縦じまのユニホームに袖を通した今年の春夏甲子園優勝投手は「甲子園で自分はまだ負けたことがない。イメージのいい球場なので、そこで活躍したい」と抱負を述べた。

 目標は阪神の抑えで活躍し、大リーグ・カブスと合意した守護神・藤川だ。最速153キロ右腕は藤川の投げる「火の玉」に憧れ「狙っても打てない本物の真っすぐを投げる。直球が代名詞になるような投手になりたい」と宣言。その上で「自分の直球は(プロで)全然通用するとは思っていないので、これからしっかり磨いていきたい」とレベルアップを口にした。

 阪神は今季5位に低迷。救世主として期待される黄金ルーキーは「勝ちにこだわる」と話し、目標に最多勝を挙げた。さらに「40歳すぎまで一線級で活躍したい」と44歳で現役引退した金本知憲氏ばりの「鉄人」宣言だ。同席した和田監督は「球界のエースになるくらい頑張ってほしい」と激励。藤浪も「何年かけてでも藤浪が球界のエースだと言ってもらえるようにしたい」と語った。

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2012年12月4日のニュース