ダル背番「11」用意!大谷の父「前向きになってきたなと」

[ 2012年12月3日 20:54 ]

交渉を終え、花巻東高の大谷翔平投手(中央)を見送る日本ハムの栗山監督(右)。左は父親の徹さん

 プロ野球日本ハムからドラフト1位指名された岩手・花巻東高の大谷翔平投手は3日、岩手県奥州市内のホテルで球団との入団交渉に臨んだ。大谷の父徹さんは「結論は出ていない」とした上で同投手の日本ハム入りについての印象として「悩んでいる部分はあったが、前向きになってきたなと」と話した。

 大谷は日本ハム広報を通じ「球団の方から疑問点を解消していただき感謝している。今週中には球団に(結論を)伝えたいと思う」とコメントした。

 栗山英樹監督らが同席した交渉では契約金1億円プラス出来高払い5000万円の条件を提示され、ダルビッシュがつけた背番号「11」を用意することを伝えられた。

 ドラフト会議前に米大リーグ挑戦を表明していた大谷は指名された直後に「自分の思いは変わらない」と話していた。しかし、交渉を重ねる中で日本ハム入りへ気持ちが揺らいできた。徹さんによると、方針転換で周囲に迷惑が掛かるのでは、との不安があるという。本人の迷いをくんで球団が設けた今回の交渉で「(本人が)すっきりした、とは思っている」と話した。山田正雄ゼネラルマネジャーは「欲目もあるが、だいぶ前向きになってきたのかな」と手応えを口にした。(金額は推定)

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