小笠原 障害者野球の支援誓う「衝撃を受けた。目が輝いていた」

[ 2012年12月3日 06:00 ]

表彰式のプレゼンター役をこなす巨人・小笠原 

 巨人の小笠原が千葉県市川市で行われた少年野球「第6回小笠原道大杯」の表彰席に出席。「育ててもらった野球。少しでも恩返しができれば。ケガをしたことで断念された方もいると思う」と障害者野球の普及へ、全面的な支援を誓った。

 きっかけは08年で神戸市内の障害者野球チームを訪問。「衝撃を受けた。目が輝いていた」と刺激を受けた。地元の千葉県内には同様のチームがないことから、11年4月に自ら「夢を持ってやってほしい」と命名した「市川ドリームスターズ」を結成し、同時にGMに就任。12人で連盟への登録が可能だが、現在は23~51歳の8選手で月2回の練習をこなす。前日には混合チームで静岡県内のチームと初の練習試合を行うなど、地道な活動が形となってきた。小笠原は「野球をできるサポートをしたい」と野球振興への手助けを続ける。

 ▽障害者野球 93年1月に日本身体障害者野球連盟(ジャパン・ドリーム・ベースボール・リーグ)を設立。06年11月には第1回世界大会が開かれ、実行委員長を長嶋茂雄巨人終身名誉監督が務めた。盗塁は認められず、原則、犠打も禁止。他にも下肢障害者で走塁が困難と認められる選手の打席には、打者代走を認めるなどがある。

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2012年12月3日のニュース