WBC「3連覇を」熱い声援 初戦勝利に大歓声

[ 2012年11月16日 22:42 ]

「侍ジャパン」に声援を送るファン

 「侍ジャパン、3連覇を」。第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表は16日、キューバ代表との国際親善試合で初戦を飾った。勝利の瞬間、会場のヤフードーム(福岡市)は大きな歓声に包まれた。

 スタンドは平日ということもあって空席も目立ったが、駆け付けた家族連れなどは、山本浩二監督ら代表メンバーに熱い声援を送った。

 2回に先制ホームランが飛び出すと、観客は総立ちに。その後は投手戦が続いたが、外野スタンドでは、打席に立つ選手の所属チームでの応援ソングが歌われ、盛り上がりを見せた。

 この日の出場選手は国内で活躍する若手が中心。福岡市の井上白翔君(10)は「メジャーリーガーも見たかったけど、国内組でも勝てる」と力を込めた。山口県の会社員金山智絵さん(23)は「日本代表はバランスが取れた良いチーム。今日は球場の盛り上がりに欠けたが、3連覇してほしい」と期待した。

 夫婦で観戦に訪れた会社員仲道和弘さん(41)は「プレッシャーもあると思うが、頑張ってほしい」と、山本監督の手腕に注目していた。

 ▼加藤良三コミッショナーの話 投手陣や炭谷の本塁打など底力を示した。キューバもこんなもんじゃないと思うけど、日本の野球は層が厚いなと感じた。山本監督の初陣でいい船出になった。

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2012年11月16日のニュース