山本ジャパン初勝利!炭谷先制弾、7投手“完封リレー”

[ 2012年11月16日 21:49 ]

<日本・キューバ>最後を締めた山口(右端)とともにナインとハイタッチする炭谷(同2人目)
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 野球の日本代表「侍ジャパン」が初白星を飾った。キューバ代表を迎えての国際親善試合「侍ジャパンマッチ2012」第1戦は16日、福岡市のヤフードームで行われ、侍ジャパンが2―0で勝ち、山本浩二監督の初陣を飾った。2回に炭谷(西武)のソロ本塁打で先制、7回にも1点を加え、7投手の小刻みな継投で逃げ切った。

 来春に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う日本にとって重要な試金石となる試合。先発の大隣(ソフトバンク)と2番手の大竹(広島)がともに2回を完璧に抑え、5回から登板した3番手の筒井(阪神)がピンチを招いたものの、今村(広島)が好救援。その後も加賀(DeNA)、大野(中日)、山口(DeNA)とつないで1次ラウンドA組で顔を合わせるライバルのキューバをわずか3安打に抑え込んだ。

 打線は2回2死からレギュラーシーズンで本塁打0の炭谷が左越えに先制ソロ。併殺で失いかけた流れを引き戻すと、7回には先頭の角中(ロッテ)が右中間の当たりを好走塁で二塁打とし、炭谷の送りバントで1死三塁とし、代打・井端(中日)の二塁への強い打球が敵失を誘い、貴重な追加点。山本監督が掲げる「スモール・ベースボール」が随所に表れての快勝だった。

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